2017年7月10日月曜日

七夕伝説によせて。

七夕(たなばた)~現代日本では太陽暦7月7日にあたる星祭り。天の河をはさんで対する織姫星と彦星が年に一度の逢瀬がかなう日といわれる~ が過ぎてすぐの昨日7月9日、京阪枚方市駅付近で開催されるクラフト市【五六市】に出店しました。やはりご来店の皆さま紺地や白地に染め抜き昔浴衣の魅力に惹かれていらっしゃいました。昨今流行のプリントものの色柄の派手な浴衣も可愛く華やかではありますが、今は昔ながらの染め浴衣がアツい!と再確認でした。

さて、その日我らがカリスマ店長Zoe(ゾエ)女史より【七夕】に因んで枚方のお隣交野市の地元のお酒頂きました。

その名も【織姫の里】(山野酒造)。アルコール度は15-16度 大阪産ヒノヒカリを使った純米酒で、早速常温で頂いたところ口当たりまろやかながらもしっかり。冷やすと爽酒よりになりそのままで頂くと醇酒といった感じでしょうか。なんといってもネーミングが今の気持ちにピッタリでした。さっそく冷蔵庫に入っていただき後程きりっと冷えた味も楽しませて頂こう...。(グラス:九谷焼清峰堂さん-山中漆器さんとのコラボレーション)



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日本の七夕は中国の牽牛織女神話が伝来しその後独自に発達したイベントとなりました。
奈良と枚方の間にある大阪交野市は、七夕伝説発祥の地と言われています。地元の人しか知らなかったりする比較的地味なエリアではあります...。交野神社の前には恋人同士の織姫&彦星が出会う【逢合橋(あいあいばし】が在ります。流れる川はもちろん【天の川】。お隣の枚方市には彦星さんにあたる牽牛さんの像と牛の巨石も観音山公園というところに在るそうです(ゾエちゃん談) 

交野~枚方は日本史の中でも大陸朝鮮から来日した王仁博士を中心に渡来の民の集落があった場所で、百済神社や牧野(大陸から伝来した騎馬文化のための馬の放牧場)という地名や史跡が残っています。星田という地域付近にはちょうどそのころ隕石が落下したという説もあり、私は現在住んでいる奈良から京都・枚方方面に出向く時には車を使うのですが、巨大なクレーター後が現在のくろんど池などの地形に影響しているのではないかと考えながら何時も行き来しています。最近人気だった新海誠監督の【君の名は】のストーリーを彷彿とさせる情景が浮かびます。(隕石落下の話は次回詳しく書きたいと思います)

京都で茶道体験をしているときにいらっしゃった外国人観光客の新婚夫婦に英語ではStar Festival と説明し、Vega(織姫)とAltair(彦星)のMilky Way(天の河)を隔てた逢瀬を話しますととても喜んでお聞きになっていました。

この七夕の季節、本当は梅雨時の現在の7月7日ではなくて旧暦(太陰暦)での7月7日にあたり、ちょうど夜空に流星がたくさん出現して晴れる日が多い現在の8月頃に当たるそうです。2017年は8月28日(お盆過ぎ?!)とのことです。なるほどその頃なら厳しい日中の太陽の光に対して夜の空が澄み渡り、天の河も綺麗に見える。

今年の旧暦七夕はゆっくり星空を見上げてみよう。 

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2017年7月10日





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七夕伝説によせて。その2~星が落ちてきた日 隕石落下の地・大阪交野

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